毎日のように社長から電話で罵られる和菓子チェーン

私が今までで一番ブラックだったと感じるのは、関西方面ではそこそこ知られた某和菓子チェーンで、昔は有名俳優を使ってテレビCMもしていた程、有名な会社です。

当時、私は30代半ばで前の会社を人間関係のごたごたで退職して、必死で就職先を探している時にチラシの求人でこの会社を知りました。

なんの資格も持っていなかった私にとって、女性で固定給20万円に歩合給をプラスしてくれるのはなかなかの魅力でした。

後になってわかったのですが、この会社は頻繁に求人広告を出していてとても定着率が悪いことで有名だったのです。

そんなことは知らずに私はすぐに面接を受けに行きました。

大人数を一度に社長が面接する変わったタイプの面接で、社長はいかにも厳しそうな人で声の低い威圧感のある人で、これまでデスクワークをしてきたという人は、その場で帰らされていました。

そんなこと面接以前に履歴書を見たらすぐ分かるだろうに酷いなと感じたのを今でも覚えています。

幸い?私は何とか面接はクリアできたので、無事に働き始めました。

過酷極まりない和菓子チェーンの実態

この和菓子チェーンは、看板商品を作る様子を店頭で実演販売することで有名で、朝から仕込みをして開店準備、販売、開店閉店、売上報告、工場商品の発注、閉店後の片付けなどを殆どの場合一人でやらねければいけません。

商品を蒸す工程もあり夏場はとても過酷です。

日々の仕事だけで充分大変な職場ですが、中でも一番辛いのは社長から店に毎日電話がかかってくることです。

もちろん労いの言葉などではありません。

前の日の予算についての叱責です。

予算を超える売り上げになれば業績給が貰えるのでみんな一生懸命販売します。

でも予算は高めに設定されているのでクリアできない時の方が多いのです。

雨の日だったりすると尚更です。

そうなると社長から大きな声で罵詈雑言を浴びせられます。

天候なんて考慮してくれません。

あまりにも大きな声で怒られるので、鼓膜が破れるんじゃないかと思う時もありました。

今から思えば完全にパワハラです。

「こんな情けない売上は全店でもおまえだけだ!」(実は同じことをたくさんの社員に言っている)、「この給料泥棒が!給料返せ!」と罵られたこともありました。

販売社員のほとんどがいつ辞めようかと考えているようでした。

度重なる叱責にノイローゼになる社員が続出

始めのうちは社員も希望に燃えているので「今日は絶対に予算達成します!」と張り切っているのですが、だんだんこの社長の電話に精神的に追い詰められてしまいノイローゼになるのです。

それに、売り上げで怒られたくない一心で規定の閉店時間を超えて店を開けてしまうので、寝不足で疲労が取れなくなります。

精神的に病むと自分では気づかないもので、私も友人から「なんかボーっとして変だよ。大丈夫なの?」と言われ初めて自覚しました。

私はこのままではドンドンおかしくなると思って(実際ノイローゼの社員が何人もいました)この会社を辞めました。

辞める時も社長に散々怒られて引き留められましたが、無理やり辞めました。

この会社への就職は、どれほど販売に自信がある人でも絶対におススメしません。

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