過積載の強要、過密運行「社員はみんな会社に協力して当たり前」

栃木県宇都宮市にある以前に私が働いていたのは、大手光学機メーカーの下請け企業で金属加工をする工場でした。

機械工としてハローワークで募集しており、すぐに内定をもらえたので、それまで働いていた会社を退職し、その工場に転職しました。

応募職種がいきなり変更させられる

内定をもらって直ぐに「入社前に一度打合せがしたい」というので行ってみると「自社便の4トン車の運転手をしてくれ」と言うのです…

「機械工の方もやってもらいますが…」ともその時に対応した人間は言いました。

正直、訳が分かりませんし、これだけでもあり得ない話だと思いますが、こちらは現在無職で次が無い状態でしたので、仕方なくその条件を受けざるを得なかったが、これは始まりに過ぎなかったのです。

働き出して分かったのですが、そこの運転手は慢性的にすぐに辞めてしまうという職場というのがすぐに分かりました。

違反は当たり前…過積載、サービス残業、過密運行

その理由は、過積載と過密運行。

ギリギリで組んでいるため、他所の会社で運転手をしていたプロのドライバーが「ここはきつい」と言って辞めていくそうです。

過積載であることが危険であることは当の社長も十分把握しているはずなのですが「それ1パレット1トンありますから気を付けてくださいね」というのから、この会社がブラック企業だというのはすぐに分かった。

毎日死と隣り合わせの運転

毎朝14パレットぐらいトラックに積んでいかなければならないが、この数字は何と4トン車に14トンという考えられないレベルである。

当然、ハンドルもブレーキも滅茶苦茶効かない。

それでも動くのだから「日本車って凄いんだな」と変に感心させられた。

配送業務は月曜~金曜まで朝7時過ぎから夜の11時過ぎまで。

そして、「土曜日には工場内で機械操作をしてください」と言うのだ。

私としては休む暇も全く無く、働き続けなければならない環境だった。

本来ならば直ぐにでもこんな会社辞めてやるのだが、先述してある通り私には後が無い…

要はこの会社は、元々運転手が欲しかったのだと思うが、配送が無い時に社員に遊ばせたくなかったので機械工で募集したということらしい。

そのくせ、そこの社長は機械工として働かなければならない「土曜日に洗車しろよ」と言うし、工場の責任者に「少し洗車する時間を頂けないか?」と言っても渋い顔をするだけで、結局1度も洗車の時間を与えて貰える時間はなかった。

配送に使うトラックも箱車ではなく、平ボディーにホロというもので、半年に1回のペースで荷物を落とした運転手さんが辞めていっているとパートさんがこっそり教えてくれたりもしました。

荷台は10パレットしか積めない使用になっているため全部は積めない。

過積載になるが、残りは仕方なくこの上にパレットを2段積みすることになります。

そうなると当然トラックのアオリよりも上で抑える物が無くラッシングが1本あるだけというかなり危険な状態です。

「しっかり養生して下さいね」と言うが残りの4パレ。

どうやっても1本のラッシングで抑えるのは無理なのは配送の経験が無い素人でもわかる話。

ハッキリ言ってこれだけ積めというのが無理難題ですが、そこの社長は一切人の話は聞こうともせず、「社員はみんな会社に協力して当たり前!」とばかりです。

そのくせに事故が無いように十分注意してくださいというのだから驚きである。

自社の利益追求しか興味が無い!社員は使い捨ての駒

以前に鋼材が後ろの運転手に落ちてしまった事故がありましたよね…

始めからそのつもりだったのかは知らないけど、会社としては運転手が事故を起こしてしまえば、全て運転手の責任とばかりに罪を押し付ける。

「私は注意しましたが、運転手が自分で過積載にしていったんです」

「会社はこの件に関しては一切関係ありません」

自らの利益追求だけのために「社員の協力」と称して違法行為の強要、いざとなったら罪の押しつけ、この行為は許されざる経営者、会社です。

退職間際の脅迫まがいの言動

こういった事情があったので半年も経たずに辞めたが、退職する際も、呆れたことに「辞めるって言うなら、お前が責任取って代わりのドライバーを連れてこいよ!」「お前んちまで行ってやろうか?」と脅迫まがいの言葉を浴びせられました。

それまでは生活もあったし、我慢してきたのだが、はっきり言って「こいつは完全に狂っている」としか言いようがありませんでした。

これは聞いた話ですが、「辞めます」と言った社員が5~6人の強面の社員を引き連れて、その人の家に行って囲んで無断怠勤かのように罵ったことがあるという話も聞いていたので、退職してから数日は、家族を連れて家にいないようにしていたのは言うまでもありません。

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